村上春樹さんの東京奇譚集

あいちゃ

2013年01月14日 12:15




今日は村上春樹さんの『東京奇譚集
という短編集を紹介いたします。

村上春樹さんといえば、いわずと知れた
日本を代表するベストセラー作家ですよね^^
今年こそ、ぜひノーベル賞を取っていただたいです。

そんなすごい作家なのに、
あたしはこれまでに彼の作品を読んでいなかったんです。
(ばち当たりめー! うわーん、ゆるぢでぐださい ><。。)

そこで、まずは短編からっと、
(いきなり『1Q84』はきついっすから^^;)
手にしたのが、『東京奇譚集』です。

読んでみた感想……。
まず、文章が上手い! というか、かっこいい! ><。。
なんか、ボルドーワインのクラレットを思わせるような、
(飲んだことないけど^^;)
高貴で品格があるんだけど、とても読みやすい
不思議な文章です。(すごすぎる~)

東野圭吾さんの文章は、簡潔で読みやすい、ですが
(東野さんは、ストーリーが複雑なので、
あえて文章は簡潔に書いているような感じ)
村上春樹さんの文章は、華麗で読みやすい、ですね^^

そんな天才作家が書いた短編集ですが、
とにかく圧倒的な筆力に魅せられて、
彼の創造した独特の世界に連れ込まれ、
一見本格ミステリーを匂わせつつ、
最後はナンセンスで読者を煙に巻く、って感じ。

東京奇譚集には、5つの短編が収録されていますが、
あたしの印象に強く残ったのが、
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」 、と 「品川猿」
の2つです。

今日はまず、「どこであれそれが見つかりそうな場所で」を
簡単に紹介します。

主人公の男性は素人探偵。依頼主は35歳の女性で、
失踪した40歳の夫の捜索を、探偵に依頼する。
夫は、数日前に高級マンションの24階から26階に
移動している間に消え失せてしまった、というものだった。

40ページほどありますが、一気に読めてしまいます。
果たしてその意外な結末はいかに……?

あっ、そんなことしている間に、早く新作書かなきゃ><。。
村上春樹