Nightmare 5

あいちゃ

2008年05月04日 18:51




連載中の怖い夢を語る記事もいよいよ大詰めです。
予告どおり、昔見た「時間に追われる夢」を紹介します。

あたしはある田舎の山奥の村にいます。
そして大きな日本風の豪邸の玄関にいました。
そこにはあたし以外には誰もいません。
家の中はとても広くて薄暗く、奥は全く見えません。
玄関の曇りガラスの扉は閉まっています。
玄関の近くにはとっても立派な階段がありました。
階段の入り口の大きな大黒柱には、これまた立派な
年代物の大きな柱時計がかけられていました。
時計は今、夜の7時30分となり、
  「ボーーン」  とひとつ時を告げる鐘が鳴りました。
 
とそのときです・・・

あたしは超能力で、
「今日この村で夜8時ちょうどに
惨劇が起こる
ことを知っていたのです!」
(なぜそんなことを知ってたかという理由は聞かないでね
所詮は、一個人のいいかげんな夢ですから…^^;)

でも、どんな惨劇が起こるんだろう?
とにかく、あと30分しか時間がないのです!
夜道を、八墓村のストーリーの如く、猟銃と日本刀を携えた
狂人が村人を次々と殺していくかも知れません。
未知の殺人鬼、人を食べちゃう恐ろしい山姥(やまんば)など、
果たして、いったいどんな事件が起こっちゃうのでしょうか?
とにかく、絶対に8時になると惨劇が起こるのです!

ああ、時計の針が7時40分になりました。
惨劇に巻き込まれるのだけはごめんです。
あたしは玄関の扉の鍵をしっかりとかけました。
これだけではまだ心配です。
なにしろ、相手はどんな残虐非道な奴か
わかったものじゃないんです。念には念を入れて、
玄関の戸口に大きなテーブルや家具を置いて、
バリケードを苦心惨憺の末に作り上げました!

おお、もう7時55分です。残りは5分しかありません。
でも、一安心・・・。この鍵とバリケードで、
絶対に何者であってもこの家に入ることはできません。
(やったね~^^)
7時56分。残り4分。
でも、おかげであたしも外に出ることは不可能だね。
(うんうん、作るのに10分以上要しているからね・・・)
残り3分です。
ところで、惨劇って家の外で起こるんですよね・・・?
(え、そんなの、誰が決めたんだよう~)
残り2分・・・。
家の中で起こっても、それは村で起こった惨劇ですよね
(立派な惨劇です!たとえ、犠牲者がひとりでも・・・)
あれ~、7時59分。あと秒針が一回りすると惨劇が~
(おいおい、ちょっとまずい展開じゃないっすか~!)
ああ、ひょっとしてあの大きな階段から、
「ご苦労だったな」と一言告げて、
包丁を持った山姥がゆっくりと降りてきたりして・・・
はたまた、奥のふすまの向こうから
狂人が日本刀を振りかざして来たりして!!
うわーん><、残り30秒だよ~!
あたしの馬鹿、馬鹿、馬鹿~! 
何で惨劇が外で起こるなんて思い込んじゃったんだろう。
柱時計の秒針はついに50秒に(残り10秒!)
神様~。ごめんなさい!今まであたしは悪い子でした~。
明日からいい子になりますからお助けくださ~い^^;
残り5秒・・・。
もうだめだー。
そして、遂に、秒針が時刻8時を告げると・・・

屋敷中にとてつもない轟音が、
  がーーーーー と鳴り渡りました。

あれ~ >< ・・・  目が覚めました。

とてつもない轟音は、またまたリアルの目覚まし時計でした。
(というわけで、この夢はあたしの中で
印象度No.2 の夢と分類されています)
ちなみに、あたしの人生の中で、
このナイスタイミングでリアル目覚ましがなった夢は、
おとといのブログで紹介した Nightmare 3の記事と、
この記事の、たった2つの夢だけですね。
(そんなの、たくさんあるわけないよね・・・^^;)
長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました。