作家・東野圭吾さん13

あいちゃ

2010年03月09日 21:29




東野圭吾さん、いわずと知れたベストセラー作家です。
今も、あたしは東野作品に魅了されっぱなしで、
次々と作品を読み漁っています。
最近読んだのは、
「どちらかが彼女を殺した」  と  「宿命(さだめ)」
の2作品です。

まず、「どちらかが彼女を殺した」ですが、
容疑者はたったの二人! 
そうです、その二人のうちどっちかが犯人です!
さあ、当ててください^^
まさに、ストレートパンチいっぱーつ!って感じですが
間違いなく面白い作品だと思います。
この作品の感想はここまで・・・^^;
だってー、これ以上解説するとネタばらしに
なりかねないからです。解説者泣かせの秀作ですね^^;

ではでは、つぎに「宿命」です。
青年期に常に自分の前に立ち塞がったライバル。
そのライバルは医者になり、自分は医者を断念して刑事になった。
偶然にも、そのライバルが巻き込まれた事件を担当することになり、
調査をしていたら、ライバルの妻は自分の昔の恋人だった・・・。
うわー、いきなし、どろどろしてますねー><。
この「宿命」では今起こった殺人事件の謎解きを中心に
話が進行しますが、この事件の解決の重要な手掛かりとして
過去のある事件がからんできます。
と、ここまでは本格推理物のよくあるパターンですね。
しかし、作者はさらにひとひねりして読者をあっといわせます。
最後の一文を最初に決めてから、この小説は書かれたそうです。

あたしが、この「宿命」で気に入っているのは、
ハッピーエンドなんです^^
東野さんの作品は何といっても結末の斬新さと意外性です。
そしてインパクトある結末を提供するためには、
やはり悲しい結末になってしまうことが多くなりますよね。
これまでにあたしが読んだ東野作品のなかで、
ハッピーエンドの作品は、
「秘密」と「宿命」の2つですね。(あとは悲しいの><)

「宿命」はのちの最高傑作「白夜行」にも繋がる作品で、
東野作品の年表を考えても重要な意味を持つ作品だと思います。
真面目な解説で終わってしまった・・・^^;
作家