東野圭吾小説のランキング2

あいちゃ

2010年06月07日 23:08




 東野圭吾さんの小説であたしが読んだ13冊の順位付けを
個人的な観点で行ってしまおうという企画です。
(東野先生、罰当たりなことをしてしまって、お許しください><)

 エントリー作品は、(執筆された年代順に並べまして、)
「卒業」、「眠りの森」、「宿命」、「仮面山荘殺人事件」、
「むかし僕が死んだ家」、「どちらかが彼女を殺した」、
「悪意」、「秘密」、「白夜行」、「手紙」、「さまよう刃」、
「容疑者Xの献身」、「赤い指」 の13作品です。

 採点基準は、次の5項目ですよん^^
   ① 作品全体の印象
   ② 序盤のインパクト
   ③ 登場人物のユニークさ
   ④ 結末のために敷かれた伏線の緻密さとすばらしさ
   ⑤ 結末の意外性と衝撃度

 ではでは、栄えある?あいちゃが選ぶ東野さんの
傑作カウントダウン順位は・・・

 第13位は・・・!
 つまりそれって、最下位ってことっすね^^;(ひっぱる)
 「卒業」です。
 総合得点38点(①8点、②7点、③8点、④8点、⑤7点)
 他の作品がすごすぎるだけで、「卒業」は
 面白くて優れた推理小説ですよ^^

 第12位は、「眠りの森」です。  
 総合得点39点(①8点、②7点、③9点、④8点、⑤7点)
 東野作品の方向性が固まりつつある作品ですよね。

 第11位は、「どちらかが彼女を殺した」です。
 総合得点39点(①8点、②9点、③8点、④7点、⑤7点)
 採点者があたしでなければ、もっと順位があがりそうな作品。
 あたし的には、序盤の壮大な期待に、
 結末が耐えられなかったかな? って感じで評価がちょっと・・・。

 第10位は、「宿命」です。
 総合得点40点(①8点、②8点、③8点、④9点、⑤7点)
 上手くまとまっていて、面白いけど衝撃度は普通かな・・・。

 第9位は、「さまよう刃」です。
 総合得点41点(①9点、②9点、③8点、④8点、⑤7点)
 えー、こんなに早く順位がついちゃったの? と叱られそう^^;
 東野作品に眼が肥えてしまってから読んだからかな?
 あとテーマ的に、やや抵抗があったかも。すごい作品ですけどね。

 第8位は、「赤い指」です。
 総合得点42点(①9点、②10点、③8点、④8点、⑤7点)
 「赤い指」は、「さまよう刃」、「手紙」と並んで
 現代社会の恥部に踏み込んだ意欲作です。
 この手の作品は序盤の衝撃はすごいですね。
 序盤の衝撃がすごすぎる分、結末への期待が大きくなり、
 その期待に結末が耐えられないと、評価が下がってしまう><。
 
 第7位は、「むかし僕が死んだ家」です。
 総合得点43点(①9点、②10点、③8点、④8点、⑤8点)
 作品の完成度は後期に書かれた小説にかないませんが、
 若き東野圭吾さんの野望作って感じがします。
 強引な序盤設定、中盤の不気味さ、サイコスリラー、
 少しずつゆっくりと解決されていく謎、過去への旅、
 とっても面白い小説でした(余は満足じゃ^^) 

 第6位は、「悪意」です。
 総合得点44点(①9点、②9点、③8点、④9点、⑤9点)
 この作品は、あまり騒がれていない地味な評価の作品ですが、
 すっげー面白いです! 文章も読みやすく、叙述トリックありの
 意外な結末ありの、完成度が極めて高い作品です。
 こういう隠れた宝物を見つけるとうれしいですよね^^
 いきなり殺人の犯人がわかっちゃって、
 いかにして犯行が行われたのかを推理する倒叙形式で
 書かれた作品です。(東野さんには珍しいかも)
 そして、動機・・・。なぜ、犯人はこの犯行を行ったのか?
 クリスティの「三幕の殺人」を思わせる傑作です。
 
 さあさあ、残る作品はあと5つ!
 栄えある?あいちゃが選ぶ東野作品カウントダウンは、
 次回の記事で紹介しますよー^^ (予想通りひっぱってしまった)

 それでは、みなさん、まったねー。^^。 
作家