あいちゃ
2012年06月02日
22:26
東野圭吾さんのマイブームも一段落ついて、
さてさて、今度は誰の作品を読んでみようかなと
思っている今日この頃ですが、
なんと本屋で買っちゃったのが、
シャーロック・ホームズさまでーす^^
ミステリーの原点というかバイブル
といっても過言ではないと思います。
でも、メジャー過ぎる故に
軽視されてしまい勝ちな一面も……。
あたしも、アガサ・クリスティに嵌まった
中学、高校時代(大昔ですね、ううっ^^;)
ホームズの作品は、「ふっ、子供向けよね……」
と生意気にも思っていました(ばち当たるぞー!)
でも、今読み直してみると、
シャーロック・ホームズって、面白いですね~^^
あの強烈キャラは、現代のライトノベルを
先取りしちゃってますよね。
つまり、ホームズが登場すれば、
平凡なストーリーでも、読者は引き込まれて、
読み終わってみれば充実感を得られるというわけ。
ところが、今回あたしが買ったのは、
「シャーロック・ホームズ 最後の挨拶」
という短編集で、
ストーリーがちっとも平凡じゃないんですよねえ@@。
最後の挨拶は、コナン・ドイルの比較的晩年の作品
が入った短編集のようです。
いきなり最初を飾る短編が
「ウィステリア荘」 ですが、
きたーー><
かつての屈指の名作である、
「赤毛連盟」をほうふつさせる、奇想天外な事件、
「ぶな屋敷」のような不気味な情景描写、
「マスグレイブ家の儀式」みたいに
一気に読者を引き込む印象的なストーリー、
といきなりおなかいっぱいになっちゃう
素敵な傑作があります。
その次の「ボール箱」は賛否両論の問題作ですし、
さらには、超難事件である
「ブルース・パディントン設計書」
ホームズの有名な作品だと、有名過ぎて
誰もが結末を知っていて感動が薄いということも
ありますが、「最後の挨拶」に掲載された作品は
結末が分からない作品が多いと思いますから、
ホームズ小説が真の底から楽しめますよ。
まじで、お勧めいたします^^