あいちゃ
2008年12月28日
08:54
遂にScarborough Fairシリーズも第4弾です。のってきましたよ~。
(以前の記事をお読みでない方は、先に読んでおいてくださいね。)
さてさて、第3弾記事のコメント欄での ojiさんの指摘を考えてみます。
(ojiさんって、王子さん?おじさん?おじいさんじゃないですよね^^;
ごめんなさい・・・話をもどします)
ojiさんの指摘は、雀の文章は②の文章が正しくて、
白い頭の雀とは、白頭鷲が象徴のアメリカを皮肉っているのでは?
ということです。
おおおおおお!!!すごく感動しちゃったのはあたしだけでしょうか?
白頭鷲は英語を調べると Bald Eagle です。
それじゃあ、裏歌詞も Bald Sparrow とすればいいじゃないか?
とも思われますが、さすがにそれでは皮肉が直接的で
歌全体のイメージを裏歌詞で壊してしまいますよね。
この裏歌詞はベトナム戦争反戦歌なんだけど、
ぱっと聴いただけではそれがわからないように、
でもよ~く読むと一言一言が戦争を皮肉っているように・・・
と繊細に緻密に書かれていますよね。
そう考えると sparrow on snow-crested brown は確かに
今のアメリカは、偉大なる鳥の王様の白頭鷲ではなくて、
頭が白いちっちゃな雀だよ!ってサイモンが皮肉っているのかも。
そこで、またまた歌詞の訳を訂正いたします。
On the side of a hill in the deep forest green
(深い森の緑に覆われた丘の斜面で)
Tracing of sparrow on snow-crested brown.
(頭だけが白くなっている茶色の雀が追いかけてくる)
Blankets and bedclothes, a child of the mountains
(毛布とパジャマに包まれて、ひとりの山脈の子供は)
Sleeps unaware of the clarion call.
(進軍ラッパの音に気付かずに眠り続ける)
mizukiさんがこの歌詞は nで韻を踏んでいるといってました。
green と brown が韻と色とで揃えているのかもしれません。
(どちらも韻を踏まなければ無くてもいい単語ですよね)
Tracing of sparrow ですから、意味は雀の追跡ですが、
米軍によるホーチミンルートでの北ベトナムゲリラ軍の追跡。
つまりは米軍のベトナム戦争への進行を意味するのかも。
でも、そんな行為は偉大なるアメリカの行為ではなく、
お前らは今は単なる雀に過ぎないんだぞ!という皮肉・・・。
なんか長い考察をして、訳のわからない裏歌詞の意味が、
とくに不可思議な単語の mountains や sparrow が解明されて、
よくわかったような気がします。(超自己満足^^)
あと、わかんないのは the grave の the くらいかな?
mizukiさん、解明して~・・・^^; ちゃんちゃん。