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2016年04月03日

八日目の蝉の比較 5

八日目の蝉の比較 5

名作、『八日目の蝉』、のドラマ版を調べてみる企画です。
ドラマ版が映画版に対して有利なことは、
なんといっても使用できる豊富な時間です。
ドラマ版は6回完結の形で放送されました。
つまり、毎回盛り上がる場面が演出できるわけです。
これはすごく大きいことです。

では、ドラマ版の1話から6話までの、それぞれの
盛り上がる場面をピックアップしていきましょう。
ただ、これからドラマ版を観てみよう、
と思っている人の邪魔にならないように、
細かな箇所はほのめかす形にして、
ネタバレにならないように、気を付けて、書いていきます。

まず、記念すべき(^^;)?、ドラマ版第1話(逃亡)ですが、
物語の背景描写に重点が置かれていて、
特に感動を視聴者に要求する場面は、ないように思います。
とはいっても、希和子の学生時代の同級生である
仁川 康枝とのやりとりなど、
ちょっとしたいいシーンも、さりげなく盛り込まれています。
そして、第1話のラストが、
大人になった秋山恵理菜(北乃きいさん)が、
父親の丈博に一言いい放って、番組が終わりますが、
このシーンがとても印象的ですね。
この後のスト-リーのバックボーンのテーマを
ほのめかす、大きな伏線となっています。

でも、ちょっと待ってください! よーく観ると、
とてもディープな伏線が第1話には貼ってありますよ!
げげっ、これ、ちょっと、すご過ぎ~^^
いきなり、来ちゃいました。
実はこの伏線、ドラマ版を第6話の最後まで観ないと、
伏線であることに気づかないほど、繊細なものなんです。
つまり、脚本家は、たとえほとんどの視聴者が
この伏線に気づかなくても仕方がないが、
もし、気づいてくれたなら、それだけで絶大な感動を
もたらすだろう、という奥の深い壮大な伏線です。
初めてドラマを観る人は、スルーしても大丈夫。
ほかにも感動は、このドラマにはいくらもありますからね。
でも、最後までドラマを観たよ、って人の中で、
第1話にそんな感動があったっけ? という方が
みえましたら、ちょっと注意して、
もう一度第1話を観直してみてください。
その伏線は、第1話の終盤、
大人になった恵理奈が、恋人の岸田と、
夜の観覧車の前でデートするシーンがありますが、
そこでの、恵理奈の独白の中にあります。
(ドラマを最後まで観た時に、初めて意味を持つ伏線です)

次に、第2話(エンジェルの家)。
いよいよ脚本家が繰り出す、涙をさそう攻撃が連発します。
まずは、ごみ屋敷での出会いと別れ。
そして、エンジェルホーム入会試験で語る女たちの本音。
『八日目の蝉』の素晴らしさが、ひしひしと伝わってきます。

第3話(悲しき女たち)。
エンジェルホームのような団体が現実にあったら、
まず私たちは反社会的な宗教団体であると、
ホームを認識してしまうことでしょう。
だからこそ、ドラマを観ていると、
ホームの内部の視点から見た世界観を突きつけられて、
とても考えさせられてしまいます。
教師役である怖いイメージのサライ(高畑 淳子さん)の
人間像が刻々と変化していくのが、見事です。
そして、エンジェルホームとの別れ。
時間に余裕のあるドラマ版ならではの細かい描写が
ここちよい感動を与えてくれますよ。
ホームから逃げる時、
タクシー運転手に希和子が告げた行先が『塩狩駅』。
でも、この駅って、北海道の秘境駅なんですけどね^^;

第4話(恋)。
映画版では出てこない、篠原文治(岸谷五郎さん)が
満を持して登場します。
岸谷さんが抜擢されているのだから、
きっと重要な登場人物であることが
なんとなく視聴者に伝わってきますが、
とにかく最初は、文治さんは、気味の悪いストーカー
みたいに描写されています。
実際は、シャイですごく真面目な人物です。
それも、きっと、脚本家の意図なんでしょうね。
そして、第4話最後の希和子の独白。
ドラマがクライマックスに向かうことを示唆しています。

第5話(光の島)
いよいよ第5話です。
ある意味、最終回(第6話)よりも
衝撃的で感動が大きいかもしれない回です。
沢田 久美(坂井真紀さん)が島を去るシーンとか、
その後の急展開するシナリオ。
なにも説明jはいらなくて、黙って観るのみですね。

第6話(奇跡)
場面は18年後となり、秋山恵理菜の独白から始まります。
目線が、これまでの希和子から、恵理菜の視点になります。
この展開も、余裕のあるドラマ版ならではという感じです。
恵理菜の実の母親である恵津子(板谷由夏さん)
という人物が、映画版よりもちょっとだけ
人間味があるように描かれています。
そして、映画版とは違うエンディング。 感動の嵐@@。。
映画とドラマ、どちらがいいとか比べるよりも、
双方を堪能できることが素晴らしいのではと思います。





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Posted by あいちゃ at 22:32│Comments(0)テレビ番組
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