
2013年01月21日
村上春樹さんの東京奇譚集2

村上春樹さんの 『東京奇譚集』 という短編集には、
全部で5つの短編が収録されています。
その中で、あたしが面白いと思ったのが、
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
と
「品川猿」
の2つでした。
「どこであれ……」は前回の記事で紹介しましたので、
今回は、もう一つの「品川猿」を紹介させていただきます。
この「品川猿」という短編は、一言でいうと
「ぶっとんでいる作品」ですね^^;
しかも、そのぶっとび方がただもんじゃないです。
結末は想像できる範疇を遥かに超えたものになっています。
主人公は一見普通の女性ですが、ある精神的な病を抱えています。
カウンセリングをしているうちに、徐々に暴かれる彼女の過去。
そこで起こった不可解な事件。
タイトルの「猿」とは……?
とにかく、圧倒的な筆力のために、
何を書いても許されちゃう^^;
という感じの、村上ワールド。
強烈なインパクトの作品でした~。
2013年01月14日
村上春樹さんの東京奇譚集

今日は村上春樹さんの『東京奇譚集』
という短編集を紹介いたします。
村上春樹さんといえば、いわずと知れた
日本を代表するベストセラー作家ですよね^^
今年こそ、ぜひノーベル賞を取っていただたいです。
そんなすごい作家なのに、
あたしはこれまでに彼の作品を読んでいなかったんです。
(ばち当たりめー! うわーん、ゆるぢでぐださい ><。。)
そこで、まずは短編からっと、
(いきなり『1Q84』はきついっすから^^;)
手にしたのが、『東京奇譚集』です。
読んでみた感想……。
まず、文章が上手い! というか、かっこいい! ><。。
なんか、ボルドーワインのクラレットを思わせるような、
(飲んだことないけど^^;)
高貴で品格があるんだけど、とても読みやすい
不思議な文章です。(すごすぎる~)
東野圭吾さんの文章は、簡潔で読みやすい、ですが
(東野さんは、ストーリーが複雑なので、
あえて文章は簡潔に書いているような感じ)
村上春樹さんの文章は、華麗で読みやすい、ですね^^
そんな天才作家が書いた短編集ですが、
とにかく圧倒的な筆力に魅せられて、
彼の創造した独特の世界に連れ込まれ、
一見本格ミステリーを匂わせつつ、
最後はナンセンスで読者を煙に巻く、って感じ。
東京奇譚集には、5つの短編が収録されていますが、
あたしの印象に強く残ったのが、
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」 、と 「品川猿」
の2つです。
今日はまず、「どこであれそれが見つかりそうな場所で」を
簡単に紹介します。
主人公の男性は素人探偵。依頼主は35歳の女性で、
失踪した40歳の夫の捜索を、探偵に依頼する。
夫は、数日前に高級マンションの24階から26階に
移動している間に消え失せてしまった、というものだった。
40ページほどありますが、一気に読めてしまいます。
果たしてその意外な結末はいかに……?
あっ、そんなことしている間に、早く新作書かなきゃ><。。
2013年01月02日
2013 あけましておめでとうございます

2013年、あけましておめでとうございます。
一日おせーよ! とのお叱りはごもっともで^^;
いやー、昨年は地球が滅亡しなくてよかったっす><。。
でも、間違いなくあたらしい時代がはじまるのよね~。
やっぱ、マヤ文明ってすごい!^^
新作の第3弾の公開も終えて、
あたしは、ひとまずのんびりと、
『 九階建てのマンション 』の文章を修正したりしています。
でも、結構これがハードなんよね~。
今月中に解決編も出したいし、いそがしいそがし、ですね。
ということで、今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。