
2013年03月31日
消える秘境駅

またまた淋しいお話です。
秘境駅ランキング11位にランクされていた
『田子倉駅』 が、今年の3月15日をもって
廃止されました><。
そもそも田子倉駅は、福島県と新潟県の県境にある只見線の駅で、
完全な峠道にあり、周りに民家は皆無だそうです。
(だからなくなっちゃっても、住民の迷惑にはならないのよね^^;)
最近では、秘境駅目当ての訪問客以外には、
登山客がわずかにいるかどうかくらいで、
利用客はいなかったであろうと推測されます。
単純な土地の秘境度だけならば、
「尾盛(3位)」に次いで2番目じゃないか?
というほど山奥のすごい場所にあります。
近くには田子倉ダムによってできた美しい湖が見られる
絶景で有名な駅だったんですよね^^。

駅舎の姿は、まるでほったて小屋かスノーシェルターですね。
ところで、なんで急に廃駅になっちゃったんしょ?
実は、ここ2年間は田子倉駅に列車は停車していません。
つまり、事実上の完全な臨時駅(イコール 廃駅)だったのです。
どうして、2年前に?
そうです。あの有名な平成23年「新潟・福島豪雨」によって、
只見、田子倉、大白川の3駅区間は列車通行止めになりました。
昨年に路線が復旧したものの、依然、田子倉駅だけは、
臨時駅としてすべての列車が通過していたそうです。
JRとしてみれば、維持のために莫大な費用がかかるし、
秘境駅目当ての訪問者が万が一ホームで事故に遭ってしまうと
責任問題になりますから、廃止という選択も仕方ないのでしょう。
ただ、地元としては、秘境駅ブームで田子倉駅の存在は、
只見線の乗客数や地元の観光者数にも影響するし、
なんとかして形を残したいと思っているらしいですよ。
あっ、そうそう。
ランク11位が消えたので、
秘境駅ランキングが大きく修正されているみたいですね^^;
2013年03月28日
Waterland Forever !

Waterland が今月で閉鎖される?と聞いて、
急きょ、南の島に集まりました。
真ん中が Waterland 創始者のウオタさんです。
いろいろご苦労もあったと思います。
お疲れ様でした~。
でも、この日のウオタさんはずっと離席中でしたのよ^^;
せっかく美女?が三人も集まっていたのにね~。
2013年03月22日
進化し続ける Vocaloid

最近の進化が目覚ましい Vocaloid 達。
デジタルなのに人間が歌うように
発音、音程、テンポを自在に歌わせることができるので、
BGサウンドとアニメ動画とを合成すれば、
ミュージックビデオのような映像が作れるんです。
(達人ならばの話ですが^^;)
そして製作された映像がまたレベル高いんだわ@@。
(過去の記事をご参考にしてください^^)
しかし、それだけではとどまらず
更なる進化が続いていたのです!
進化その1: 歌詞を英訳して字幕に載せた。
その結果、外国人が日本のVocaloid を注目するようになりました。
あまりにテンポが速すぎて生身の人間では歌えないであろうと
思われる複雑な曲、
『 Crazy ∞ nighT 』 が英訳字幕入りで更新されていました。
外人さん達の反響がすごい! コメント欄が英語でラッシュしてます^^;
進化その2: 作曲や編曲の技術の向上。
あの複雑な曲 Crazy ∞ nighT をさらにテンポを速くした新曲が、
『 Twilight ∞ nighT 』 です。
どうでしょうか? すご過ぎくなくないですか?
そして、Vocaloid の次なる進化は……
進化その3: ミュージカルに挑戦。
なんと、歌い手を超えて、ミュージカルになっていました。
10分を超える作品ですが、十分に楽しめますよ~。
本日のおすすめ動画です^^
『 Alice in Musicland 』
数か月後にはまたすごい進化で感動を与えてくれるのでしょうね^^
2013年03月21日
江戸川乱歩の小説2

日本ミステリー界の先駆者である江戸川乱歩。
巨匠であることは知っていましたが、独特な個性の強さ^^;ゆえ、
あたしにとっては、まだ読んだことのない作家の一人でした。
でも、ふと「孤島の鬼」という小説を読んでみたら、
これがすっごく面白くて、めちゃくちゃ感動してしまいましたので
ここで紹介させていただきます。
江戸川乱歩といえば、「エロ・グロ・猟奇・残虐趣味」を得意と
する作家だと、Wikipediaには評価されています。
「孤島の鬼」は1929年から執筆された作品で、
乱歩としては初期から中期に変化する時期の作品のようです。
名探偵明智小五郎は登場しません。
じゃあ、なにが面白いのか?
序文から、主人公はまだ若いのに髪の毛が真っ白になっている、
とはじまり、理由は世にも恐ろしい体験をしたから、となってます。
こんな出だしをされれば、読み手は興味は惹かれますけど、
大抵は、結末まで進むと、失望させられることが多いですよね。
最近の作品は、出だしだけ一生懸命で、読ませちゃえば勝ち、
などという傾向がちょっとはびこっているような気がしますけど、
果たして、乱歩の「孤島の鬼」もしかりなのでしょうか?
ちがいまーす^^ 本当に怖いんです><。。
読んでみてください。
それだけじゃありません。
同性愛が作品のバックグラウンドのテーマになっていて、
序盤は2つの殺人事件が起こります!
一つは日本の長屋で起こった密室殺人、
もう一つは多数の目撃者の中で実行された不可能犯罪です。
しかも、見事なトリックと意外な犯人、ということで
これだけでも十分楽しめる小説なんです。
でも、でも、それだけじゃありません。
その犯行の動機を調べていくと、
世にも恐ろしい邪悪と想像を絶する恐ろしい事実!
不気味な孤島の不気味なお屋敷、
蔵、魔の淵、謎の呪文、鍾乳洞、エトセトラ……。
なんじゃーこれ><。キモアイテムのオンパレードやん@@。
しかも、そのすべてが緻密なパズルのごとく組み込まれ、
耽美的な文章にも魅せられて、一気に読めちゃいます。
すげー、最初から最後までスリルとわくわくの連続~!
エログロも盛り込まれて、怖いけど、とっても知的なのよね~。
(なんじゃ、知的なエログロって^^;)
まあ、とにかく読んでみてください。
至高のエンタテイメント「孤島の鬼」は、角川ホラー文庫の
江戸川乱歩ベストセレクション⑦ から販売されてますよ。
2013年03月20日
江戸川乱歩の小説1

江戸川乱歩といえば、横溝正史とともに称される
日本のミステリー界の先駆者であり、二大巨匠ですよね。
日本を代表する名探偵は? と聞かれれば、
誰が何といっても、 明智小五郎と金田一耕助!
ベスト10を選べば、ワンツーフィニッシュ間違いなし。
ところが、アガサ・クリスティは大好きだったあたしですが、
このお二人は、最初はパス^^; しとりました。
というのは、このお二人の作品は怖いんです~><。。
ただ、細かくいえば怖さが違います。
横溝正史は、社会の異常な因習を源とする恐怖ですが、
江戸川乱歩は、人間の異常心理を源とする恐怖ですね。
それから、ミステリーのタイプが違うように思われます。
横溝正史は、エラリークイーンのような
読者と作者が知恵比べする、
完全手掛かり提供型の本格推理小説を目指してますが、
江戸川乱歩は、ヴァンダインのように、
(あっ、乱歩さんはヴァンダインはお好きじゃなかったかも
しれないので、怒られちゃうかしら? ^^;)
作者の手の内で物語が進行するけど、
とにかく読者をはらはらわくわくさせることを主眼とした
劇場型ミステリーエンタテイメントを目指している気がします。
こんな、あたしの『二大巨匠の食わず嫌い』でしたが、
まず読めるようになったのが、横溝正史でした。
当時、「犬神家の一族」や「八墓村」などは怖すぎで、
誰が読んでやるかよ~、と思っていましたが、
「獄門島」を、日本一難解な推理小説だとのCFに引かれて、
最初に読んでみたら、怖さも文章だとまだマイルドで
(映像だと怖さはやばいっすよね~^^)
そのトリックはすっごく面白かったので(感動もん@@。。)
このあと、「八墓村」もどうにか読むことができました。
それでも、江戸川乱歩となると読む気がしなかったんです。
だって、乱歩の怖さって、キモ・グロですよね^^;
まだ読んでませんが、ストーリーが有名な「人間椅子」という短編。
読まず嫌いとはいえども、やっぱりパス^^; ってなりませんか?
本格推理で楽しみたいのに、乱歩の小説はスリラーっぽくて、
しかも――、 とびきりグロ~い><。
ところがところが……、
とあるきっかけで、このたびあたしは乱歩のある小説を
手にして読むことになったんです。
したら、これが……、
すっごく面白かったよー! なにこれー@@。。
感動の雨嵐じゃー><。
その小説は、「 孤島の鬼 」 という長編でした。
詳細は次回に引っ張ります! ^^;
2013年03月17日
続、吸血鬼が完結します

『続、小説・吸血鬼の村』 の第4部(解決編)を、
いよいよ、ようやく、公開いたしまーす (^o^)v (ヴィ!)
本日の午後7時になれば、こちらからご覧になれますよ。
⇒ 続、小説・吸血鬼の村 (pdf版)
⇒ 続、小説・吸血鬼の村 (標準版)
⇒ 続、小説・吸血鬼の村の 登場人物画像
登録している小説サイトからは、
「この作品は2か月以上更新されていません」
なんて、怒られてしまふし><、
解決編は、なかなか苦労させられましたね~。
ま、とにかく、これで『続、吸血鬼』からも解放じゃ~!^^
みなさまの、ご意見ご感想をお待ちしております。
それでは~。
2013年03月06日
間もなく解決編を公開します。

1月の末に公開したいなんていっていて、長らく書けなかった
「続、小説・吸血鬼の村」の解決編の目途が立ちました。
3月16,17日あたりで、皆さまに公開するつもりでいます。
今回の小説では、読者への挑戦を3段階に分けて出題しました。
解決編では、最後の挑戦である「蛞蝓の襖」の問題との答えと、
ゲームの結末を皆さんにお届けできると思います。
どうぞ、お楽しみに^^
まだ、読んで見えない方は、こちらからどうぞ。
⇒ 「続、小説・吸血鬼の村」