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2010年06月27日

住んでいるところ

今日はあたしのおうちを、みなさんに紹介いたします
(てか、勝手に居候しているだけだろー!
 ううっ、そうなんです、ごめんなさい><。)

ということで、あたしが毎日寝泊りしているところが、
まずはここ、Waterland 諸島です。きれいでしょ^^



ここは大きな北島と南島(あらら、勝手に名付けちった^^;)
を中心に15?個の島々で構成される、水と花の美しい諸島です。
(とにかく流れる水の風景が絶品なんよ。庭師うおたさん^^)

ただ、海抜がほとんど0メートルなんで、
しばしば洪水が起こるんよ。ここは ><。

あたしが住んでいる場所は、上写真の北島で
またまた左上に小さく伸びている半島の先にある灯台です。
わかりますかー?
(あっ、写真では灯台までは見えませんよ^^;)

SLの地図検索で、「Waterland」と入力すれば、
Waterland 諸島にいくことができますよ(レッツ トライ^^)

さてさて、あたしの居候している灯台がこちらです。

この灯台はきれいなお花の小道の先にあって、
リアルでも端っこが好きなあたしとしては
とてもいごこちがいい空間なんです。
しかも、灯台の中には、
素敵なBGMが流れて、執筆用の机もあるし、


お気に入りのベッドもあるし^^





お風呂まであるんですよー! きゃっ ><





そして、ちょっと探すと温泉まで湧いているんですぅ(秘境だ^^)




あたしの住んでいる Waterland はとっても素敵な世界です。
一度、いらっしゃってみてはいかがですか? ^^   


Posted by あいちゃ at 11:22Comments(2)Waterland

2010年06月26日

合成写真


    
  
 title: Evening Dress



スナップ写真を連写してから、さてどれにしようかな?
と候補写真を数枚選んで、最後の選択に悩んでいました。
そうだ! これらの連続写真を一枚にまとめちゃおう。
我ながら、グッド・アイディアひらめいちった~^^

とここまでは良かったんですが、
画像処理ソフトの使い方がわかんなくって><、
およそ3時間格闘して、やっとできた合成写真です。

・・・

あなたの壁紙に使ってください^^

んなの誰もいらねーよ!!

あれー、物なげないでー><。。

  


Posted by あいちゃ at 21:17Comments(0)写真

2010年06月20日

6月20日放送の龍馬伝



今日放送の『龍馬伝』は、「寺田屋の母」というお話でした。
冒頭は、龍馬が伏見の船宿の寺田屋の女将・お登勢に
出会うところからはじまります。
そのあと、池田屋事件(龍馬伝では新撰組怖え~><)
で深手をおった長州藩が、巻き返しを狙って
京都御所に武力で攻め込みます(蛤御門の変)。
しかし、満を持した薩摩藩によって逆に撃退されてしまいます。
(西郷どんは龍馬伝では悪役なのね^^;)
荒れ果てた京都で暮らすお龍を心配した龍馬は、お龍たちの
家族をつれて寺田屋に連れて行きます。
(お龍とお登勢の合体だー^^)
そして、遂に長州征伐を帝(みかど)が幕府に命令します。
(長州藩かわいそう。まるで武市さんみたいな運命ね。
     尽くして死んでいく><。)
それに、反対した我らが勝海舟先生は、
妖怪一橋慶喜候(この人なんで眉毛がないんだー)のお怒りを
買ってしまい、なんと海軍塾の取りつぶしを命じられます。
(今回のお話は、みんなの行動がカオスに向かっていますよね)
さらに、土佐藩ではもう一人の怪物・山内容堂が・・・
 (あいかわらずこの人お酒飲んでるだけなんですが^^;、
  お酒飲んでるだけで、めちゃ迫力あるんですよね~
  独特のオーラが出とります^^; BGMの効果かな?)
武市半平太の目の前で、岡田以蔵の拷問に拍車をかけるよう
部下の後藤象二郎(この人完全に悪役です^^;)に命じます。
牢屋に閉じ込められている武市半平太の世話役になぜか
抜擢されている岩崎弥太郎(番組のために歴史無視?)に、
武市半平太が手渡したものは・・・、でたー!毒団子^^;

とにかく、カオスカオスの今日の龍馬伝でしたー^^  


Posted by あいちゃ at 22:07Comments(0)テレビ番組

2010年06月15日

東野圭吾小説のランキング5



引っ張りまくった「東野圭吾さんの小説」の中から、
あたしが読んだ小説13作品について、
あたしの主観でランキングをつけてしまおうという、
ばちあたりな企画です(ごめんなさい><)

そして、いよいよ残った作品はたったの2つ。それは、
「白夜行(1999)」と「手紙(2003)」です!

ではでは、栄えあるあいちゃが選ぶ、
東野さんの小説ランキング第2位は・・・

総合得点48点(10点、②10点、③10点、④10点、⑤8点)
  (注)採点基準は、次の5項目ですよん^^
   ① 作品全体の印象
   ② 序盤のインパクト
   ③ 登場人物のユニークさ
   ④ 結末のために敷かれた伏線の緻密さとすばらしさ
   ⑤ 結末の意外性と衝撃度  ひっぱるなって! ><。
「手紙」でーす!!

ということは・・・
栄冠に輝く第一位は・・・
もちろん、あの作品―― 「白夜行」 でーす^^
総合得点49点(10点、②9点、③10点、④10点、⑤10点)

どちらも驚異的にすばらしい作品なんで・・・
まず、「手紙」から感想を述べさせていただきます。
最高傑作「白夜行」を出してから間もなく書かれた作品です。
そして、これまでの本格推理もののこだわりを捨てて、
社会派推理小説への移行に成功して、
脂ののっている時期に書かれた小説です。

「手紙」のメインテーマは、
現代社会における答えのないひとつの問題についてです。
その答を東野さんは、登場人物の平野社長に語らせます。
その答えは正しくないのかもしれません。
そして、その答えは意外な答えでした。
(少なくともあたしには)
他の作品にみられる奇抜なトリックで度肝を抜くのではなく、
難しい問題の一つの解答を提供しただけで、
その解答の意外性と説得力の強さで、
気がつくと物語りに引き込まれているという、
壮大な作品です。
とにかく、ご一読してみてくださいね^^ 

そして、第1位の「白夜行」ですが、
この記事をご覧いただいている皆さんのほとんどが、
どーせ「白夜行」が一位に選ばれるんだろうと
予想されたと思います。(どんでんがえしはなしかよ~><)
言い訳する言葉はございません^^
だって、「白夜行」は東野さんの数ある傑作の中にあって、
まるで次元が違う傑作だからです。
(比較すること自体無謀だ~、と個人的には思います^^;)
「白夜行」の感想は、関連する過去記事を参照してください。

「白夜行」の得点は50点満点中の49点!
これを超える傑作なんて、果たして存在するのでしょうか?

もし、あるとすれば・・・

「幻夜」がもしかしたらそうかもしれません!
ついに、ついに、ついに^^ 
あたしは「幻夜」を買っちゃいましたー(おー衝動買い><。
(代金は1000円! 文庫本なのにー^^;)

「幻夜」は779ページの超大作です。
今、ゆっくり読んでいるところです。
そのうち報告いたしますね^^
(もちろん、ねたばらしはしませんですm(_ _)m)  


Posted by あいちゃ at 22:40Comments(0)作家

2010年06月11日

東野圭吾小説のランキング4



 さあさあ、あいちゃが(主観で^^;)選ぶ東野圭吾さんの
小説カウントダウンランキング、残るは三作品ですよ~!
 それは・・・、「白夜行」、「手紙」、「容疑者Xの献身」です。

 では、この中からまずは、第三位!
 さてさて、どれが選ばれるのしょうか? ><

 第三位は、「容疑者Xの献身」です!
総合得点47点(①10点、②8点、③9点、④10点、⑤10点)

 (注)採点基準は、次の5項目ですよん^^
   ① 作品全体の印象
   ② 序盤のインパクト
   ③ 登場人物のユニークさ
   ④ 結末のために敷かれた伏線の緻密さとすばらしさ
   ⑤ 結末の意外性と衝撃度

 容疑者Xの献身であたしが思うことは、
 純粋な本格推理小説だ!ということです。
 それって東野さんの最もお得意とする分野なんですよね?
 確かに、東野さんの本格推理小説は今回のエントリーの中にも
   「卒業」、「眠りの森」、「仮面山荘殺人事件」、
   「どちらかが彼女を殺した」、「悪意」、
   そして、「容疑者Xの献身」とたくさんあります。

 でも、ちょっと待ってください。
 「悪意」のあとに書かれた、「秘密(1998)」
そして「白夜行(1999)」、「手紙(2003)」、「さまよう刃(2004)」
これらはどちらかというと、社会派推理小説ですよね。
 つまり、東野さんは「秘密」あたりを境に、作風を変えているんです。
おそらく、東野さんが一番書きたいのは、本格推理ものだと思います。
ただ、東野さんが創作するとても優れたトリックをしても、
黄金時代の本格推理小説(クリスティやクイーンたちの小説)に
対抗できない、(時代が違うので仕方ないことですが)
あるいは、その限界を感じていたのではないでしょうか?
そこで、他の追随を許さない独創性と、表現力を武器に、
社会派推理小説の執筆に方向転換された。
(あたしの主観的な意見ですが^^;)
そうして生まれたのが、「秘密」、「白夜行」、「手紙」、「幻夜(2004)」
という東野さんの代表傑作たちではなかったのでしょうか。

 そんな中、2005年に執筆された本格推理小説が、
「容疑者Xの献身」です。
 あたしが思うに、東野さんはこの小説のトリックに
よっぽど自信がおありになったのではないでしょうか?
 だから、純粋な本格推理小説をまた書いた!

 それだけに、この容疑者Xの献身のメイントリックは、
数ある東野さんの傑作の中でも群を抜いたものであり、
結末の意外性においては、まだ残っている2作品を上回っています。

 現代小説で、これほど本格推理小説で面白いものは、
今のところ、あたしは他には知りません。(とにかくすごいです!)

 では、次回に栄えあるあいちゃ大賞(1位と2位)の発表をしまーす^^
  


Posted by あいちゃ at 21:35Comments(2)作家

2010年06月09日

東野圭吾小説のランキング3



 あたしがこれまでに読み終えた東野圭吾さんの小説13編から、
勝手にカウントダウンランキング付けをしてしまう、
大胆かつ失礼な企画です(ごめんなさい^^;) 
 前回までの記事にて、13位から6位までの作品の発表が
終わってます。
 今、残っているエントリー5作品は、(公開年代順に)
  「仮面山荘殺人事件 (1990)」
  「秘密 (1998)」
  「白夜行 (1999)」
  「手紙 (2003)」
  「容疑者Xの献身 (2005)」  です。
 いずれも、そうそうたる傑作です^^;

 ではでは・・・

 第5位の発表です><。

 ・・・

第5位は、「仮面山荘殺人事件」です。
総合得点45点(①9点、②9点、③9点、④9点、⑤9点)
 (注)採点基準は、次の5項目ですよん^^
   ① 作品全体の印象
   ② 序盤のインパクト
   ③ 登場人物のユニークさ
   ④ 結末のために敷かれた伏線の緻密さとすばらしさ
   ⑤ 結末の意外性と衝撃度
だーいどーんでんがえしー!!推理小説の傑作でしゅ~。
閉ざされた山荘に集った人々の間で起こる謎の殺人事件。
館ものという古典的かつ模範的なシチュエーションから
繰り広げられる一大ドラマスペクタル!
あっと驚く意外な、けちゅまちゅ~><。
もう完璧なエンタテイメント・ミステリーです。 
(だったらなんで5位なんだ? ^^;)
あたしが最初に読んだ衝撃の東野作品です。超お薦め!

続いて、第4位は「秘密」です。
総合得点46点(①9点、②9点、③9点、④10点、⑤9点)
ええと、「悪意 (1996)」の2年後に書かれた小説が、
「秘密 (1998)」です。
あたしてきに分析すると、東野圭吾さんはこの間に
作品のスタイルを一変しているように思います。
「卒業 (1986)」から「悪意 (1996)」までは、
純粋な本格推理ものを目指して執筆されていますが、
「秘密 (1998)」以降は、推理パズルよりも、
現代社会の問題をベースに物語が進行して、
結末のどんでんがえしを楽しんでもらおうとする
社会はミステリーの作風に変化しています。
野望に燃える青年作家から、おちついた大人の魅力
を持つ熟練作家になられたような感じです。
そのあたらしい作風の転機となる作品が
この「秘密」ではないでしょうか?
ストーリーや意外な結末という観点では、
「仮面山荘殺人事件」の方が優れている
かもしれません。
でも、「秘密」、そしてまだ残っている3作品には、
登場人物の魂の叫びがあるんです><。
読み終わったあと、結末トリックの意外性だけではなく、
それ以外の何か心にどーんと残る、もやもやインパクト。
どっと押し寄せる虚脱感!
これぞ東野圭吾さんの真骨頂!というべき
代表作品ですよね^^

さあさあ、残る作品は
「白夜行」、「手紙」、
そして「容疑者Xの献身」です。
栄えある第1位はどの作品に輝くのでしょうかー?
続きは次回に~。

ひっぱります・・・ ^^;


  


Posted by あいちゃ at 22:59Comments(2)作家

2010年06月07日

東野圭吾小説のランキング2



 東野圭吾さんの小説であたしが読んだ13冊の順位付けを
個人的な観点で行ってしまおうという企画です。
(東野先生、罰当たりなことをしてしまって、お許しください><)

 エントリー作品は、(執筆された年代順に並べまして、)
「卒業」、「眠りの森」、「宿命」、「仮面山荘殺人事件」、
「むかし僕が死んだ家」、「どちらかが彼女を殺した」、
「悪意」、「秘密」、「白夜行」、「手紙」、「さまよう刃」、
「容疑者Xの献身」、「赤い指」 の13作品です。

 採点基準は、次の5項目ですよん^^
   ① 作品全体の印象
   ② 序盤のインパクト
   ③ 登場人物のユニークさ
   ④ 結末のために敷かれた伏線の緻密さとすばらしさ
   ⑤ 結末の意外性と衝撃度

 ではでは、栄えある?あいちゃが選ぶ東野さんの
傑作カウントダウン順位は・・・

 第13位は・・・!
 つまりそれって、最下位ってことっすね^^;(ひっぱる)
 「卒業」です。
 総合得点38点(①8点、②7点、③8点、④8点、⑤7点)
 他の作品がすごすぎるだけで、「卒業」は
 面白くて優れた推理小説ですよ^^

 第12位は、「眠りの森」です。  
 総合得点39点(①8点、②7点、③9点、④8点、⑤7点)
 東野作品の方向性が固まりつつある作品ですよね。

 第11位は、「どちらかが彼女を殺した」です。
 総合得点39点(①8点、②9点、③8点、④7点、⑤7点)
 採点者があたしでなければ、もっと順位があがりそうな作品。
 あたし的には、序盤の壮大な期待に、
 結末が耐えられなかったかな? って感じで評価がちょっと・・・。

 第10位は、「宿命」です。
 総合得点40点(①8点、②8点、③8点、④9点、⑤7点)
 上手くまとまっていて、面白いけど衝撃度は普通かな・・・。

 第9位は、「さまよう刃」です。
 総合得点41点(①9点、②9点、③8点、④8点、⑤7点)
 えー、こんなに早く順位がついちゃったの? と叱られそう^^;
 東野作品に眼が肥えてしまってから読んだからかな?
 あとテーマ的に、やや抵抗があったかも。すごい作品ですけどね。

 第8位は、「赤い指」です。
 総合得点42点(①9点、②10点、③8点、④8点、⑤7点)
 「赤い指」は、「さまよう刃」、「手紙」と並んで
 現代社会の恥部に踏み込んだ意欲作です。
 この手の作品は序盤の衝撃はすごいですね。
 序盤の衝撃がすごすぎる分、結末への期待が大きくなり、
 その期待に結末が耐えられないと、評価が下がってしまう><。
 
 第7位は、「むかし僕が死んだ家」です。
 総合得点43点(①9点、②10点、③8点、④8点、⑤8点)
 作品の完成度は後期に書かれた小説にかないませんが、
 若き東野圭吾さんの野望作って感じがします。
 強引な序盤設定、中盤の不気味さ、サイコスリラー、
 少しずつゆっくりと解決されていく謎、過去への旅、
 とっても面白い小説でした(余は満足じゃ^^) 

 第6位は、「悪意」です。
 総合得点44点(①9点、②9点、③8点、④9点、⑤9点)
 この作品は、あまり騒がれていない地味な評価の作品ですが、
 すっげー面白いです! 文章も読みやすく、叙述トリックありの
 意外な結末ありの、完成度が極めて高い作品です。
 こういう隠れた宝物を見つけるとうれしいですよね^^
 いきなり殺人の犯人がわかっちゃって、
 いかにして犯行が行われたのかを推理する倒叙形式で
 書かれた作品です。(東野さんには珍しいかも)
 そして、動機・・・。なぜ、犯人はこの犯行を行ったのか?
 クリスティの「三幕の殺人」を思わせる傑作です。
 
 さあさあ、残る作品はあと5つ!
 栄えある?あいちゃが選ぶ東野作品カウントダウンは、
 次回の記事で紹介しますよー^^ (予想通りひっぱってしまった)

 それでは、みなさん、まったねー。^^。 
  


Posted by あいちゃ at 23:08Comments(2)作家

2010年06月05日

東野圭吾小説のランキング1



東野圭吾さんの小説に魅了されて、
たくさんの小説を読んできました。
そこで、これまでに読んだ東野作品のランキングを
あたしの主観でつけさせていただきます(おっ大胆な^^;)

まずはこれまでに読んだ東野さんの作品を、
執筆順に羅列してみます。

  卒業 (1986)
  眠りの森 (1989)
  宿命 (1990)
  仮面山荘殺人事件 (1990)
  むかし僕が死んだ家 (1994)
  どちらかが彼女を殺した (1996)
  悪意 (1996)
  秘密 (1998)
  白夜行 (1999)
  手紙 (2003)
  さまよう刃 (2004)
  容疑者Xの献身 (2005)
  赤い指 (2006)

以上の13作品です。
おー、そうそうたる作品ですよね~@@;
(これらの作品の感想はこれまでのブログの記事
参考にしてください^^)

さてさて、どの作品が1位に輝くのでしょうか?
発表は次回に・・・。(ひっぱる、ひっぱる^^)  


Posted by あいちゃ at 20:09Comments(0)作家

2010年06月04日

作家・東野圭吾さん16



東野圭吾さんの小説、相変わらず読みまくっているあたしです。
さて、今回は二つの作品を紹介いたします。
(ネタばらしにはならないように、気をつけますね^^)

まずは、「むかし僕が死んだ家」です。
これは、異色な作品です!
ただ、東野さんの作品はみんな異色なので、
東野作品としてはノーマルだったりして^^;
登場人物はたったの二人!
最後までこの二人の男女の会話を中心に話が展開します。

女性は幼い頃の記憶がないんです。
なぜ? おー@@、面白そう!!
その女性が、昔ここにいたかもしれないという「灰色の家」
そこに残された日記・・・。
ある少年が書いたその日記を読んでいくうちに・・・、
怖えーー><
これこそ、あたしの求めていた理想のシチュエーションよ!

それだけ鋭いシチュエーションの中で、
やや強引なストーリー展開ながら、
読者はその世界に取り込まれてしまいます。
登場人物が記憶を辿っていくストーリーなので、
表現も東野さんらしいクリアーな記述ではなくて、
ちょっとぎこちない語り口で話が進んでいきます。
この辺もこの小説の独特さだと思います。
エンディングは上手くまとまっていて、いい作品ですよ^^


次に「さまよう刃」です。
わりと最近の作品で、
いきなり出だしからショッキングなテーマの話です。
「手紙」や「赤い指」と並ぶ、
現代社会の恥部に踏み込んだ意欲的な作品です。
ただ、テーマが衝撃的過ぎるために、
結末で東野さんは困ったと思います。
読者をあっといわせる結末を選ぶか、
読者が喜ぶ結末を選ぶか?
あたしには難しすぎて選択できません><
そこはさすがの東野さんです。
読者をあっといわせて、
かつ納得のいく結末を提供してくれました。
でも、読者をあっといわせるトリックが、
やや空振り気味だとあたしは思いました。
でも、仕方ないですよね。
もっと、読者を煙に巻こうとすると、
納得できない結末になってしまうように思えます。
とにかく、問題作であり、傑作だと思います。

  


Posted by あいちゃ at 22:59Comments(0)作家