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2010年06月09日

東野圭吾小説のランキング3



 あたしがこれまでに読み終えた東野圭吾さんの小説13編から、
勝手にカウントダウンランキング付けをしてしまう、
大胆かつ失礼な企画です(ごめんなさい^^;) 
 前回までの記事にて、13位から6位までの作品の発表が
終わってます。
 今、残っているエントリー5作品は、(公開年代順に)
  「仮面山荘殺人事件 (1990)」
  「秘密 (1998)」
  「白夜行 (1999)」
  「手紙 (2003)」
  「容疑者Xの献身 (2005)」  です。
 いずれも、そうそうたる傑作です^^;

 ではでは・・・

 第5位の発表です><。

 ・・・

第5位は、「仮面山荘殺人事件」です。
総合得点45点(①9点、②9点、③9点、④9点、⑤9点)
 (注)採点基準は、次の5項目ですよん^^
   ① 作品全体の印象
   ② 序盤のインパクト
   ③ 登場人物のユニークさ
   ④ 結末のために敷かれた伏線の緻密さとすばらしさ
   ⑤ 結末の意外性と衝撃度
だーいどーんでんがえしー!!推理小説の傑作でしゅ~。
閉ざされた山荘に集った人々の間で起こる謎の殺人事件。
館ものという古典的かつ模範的なシチュエーションから
繰り広げられる一大ドラマスペクタル!
あっと驚く意外な、けちゅまちゅ~><。
もう完璧なエンタテイメント・ミステリーです。 
(だったらなんで5位なんだ? ^^;)
あたしが最初に読んだ衝撃の東野作品です。超お薦め!

続いて、第4位は「秘密」です。
総合得点46点(①9点、②9点、③9点、④10点、⑤9点)
ええと、「悪意 (1996)」の2年後に書かれた小説が、
「秘密 (1998)」です。
あたしてきに分析すると、東野圭吾さんはこの間に
作品のスタイルを一変しているように思います。
「卒業 (1986)」から「悪意 (1996)」までは、
純粋な本格推理ものを目指して執筆されていますが、
「秘密 (1998)」以降は、推理パズルよりも、
現代社会の問題をベースに物語が進行して、
結末のどんでんがえしを楽しんでもらおうとする
社会はミステリーの作風に変化しています。
野望に燃える青年作家から、おちついた大人の魅力
を持つ熟練作家になられたような感じです。
そのあたらしい作風の転機となる作品が
この「秘密」ではないでしょうか?
ストーリーや意外な結末という観点では、
「仮面山荘殺人事件」の方が優れている
かもしれません。
でも、「秘密」、そしてまだ残っている3作品には、
登場人物の魂の叫びがあるんです><。
読み終わったあと、結末トリックの意外性だけではなく、
それ以外の何か心にどーんと残る、もやもやインパクト。
どっと押し寄せる虚脱感!
これぞ東野圭吾さんの真骨頂!というべき
代表作品ですよね^^

さあさあ、残る作品は
「白夜行」、「手紙」、
そして「容疑者Xの献身」です。
栄えある第1位はどの作品に輝くのでしょうかー?
続きは次回に~。

ひっぱります・・・ ^^;


  


Posted by あいちゃ at 22:59Comments(2)作家