2013年01月21日
村上春樹さんの東京奇譚集2

村上春樹さんの 『東京奇譚集』 という短編集には、
全部で5つの短編が収録されています。
その中で、あたしが面白いと思ったのが、
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
と
「品川猿」
の2つでした。
「どこであれ……」は前回の記事で紹介しましたので、
今回は、もう一つの「品川猿」を紹介させていただきます。
この「品川猿」という短編は、一言でいうと
「ぶっとんでいる作品」ですね^^;
しかも、そのぶっとび方がただもんじゃないです。
結末は想像できる範疇を遥かに超えたものになっています。
主人公は一見普通の女性ですが、ある精神的な病を抱えています。
カウンセリングをしているうちに、徐々に暴かれる彼女の過去。
そこで起こった不可解な事件。
タイトルの「猿」とは……?
とにかく、圧倒的な筆力のために、
何を書いても許されちゃう^^;
という感じの、村上ワールド。
強烈なインパクトの作品でした~。
Posted by あいちゃ at 21:58│Comments(0)
│村上春樹