
2009年12月29日
作家・東野圭吾さん9

作家・東野圭吾さんを語るシリーズ。
おー、なんと、シリーズがついに第9弾になりました!
あいちゃの小部屋シリーズ最長の「外人さん考」の
第10回の記録まで、あと一つと迫りました!!
(おそらく、抜いちゃいますね・・・)
というわけで、今回の記事ですが、
「仮面山荘殺人事件」、「容疑者Xの献身」、{白夜行」、
「秘密」につづいて、
あたしにとっては、第五冊目となる、東野さんの小説
「手紙」を読みましたー^^
前にも紹介しましたが、「手紙」も、東野さんの小説の中で、
非常に人気の高い作品です。
やはり小説自身を読んでいただきたいので、内容の詳細は
ここでは書きませんが、
「手紙」はある現代社会がかかえる問題に対して、
メスを入れるストーリーです。(すごい難問です><)
この問題はとても難しすぎて、はっきり言って、
答えがない問題なのかもしれません。
でも、そこをあえて東野さんは、
主人公の上司の口を通して、
東野さん自身の解答を語ります。
読者の皆さんはどう考えますか?
という問いかけをされているような気がしました。
「仮面山荘殺人事件」。「容疑者Xの献身」、「白夜行」、「秘密」
のような、大どんでんがえしはありませんが、
最後に、ストーリーは読者の予想を
おそらく裏切る方向に進行します。
でも、東野さんは、そこで読者にあっといわせて、
煙にまこうとしているわけではないんです。
この辺が、「手紙」という小説の人気の秘密なのでしょう。
なんか、こころに深~く残る小説でした。
(しみじみ~)
傑作に入っているのもよくわかる気がします。