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2009年03月03日

仰げば尊し 考4



「仰げば尊し」の歌詞を考察しましょうコーナー第4弾。

まずは、メロディが楽しめるHPをいくつか紹介しますね。

   山の音楽        Reinmusik
 
   世界の民謡・童謡   聖福寺HP

さてさて、前回の記事で問題となっている、
「仰げば尊し」は教師崇拝の曲である、という意見です。

1番の歌詞の中の、「我が師の恩」、
2番の歌詞の中の、「日頃の恩」、 と恩が続いています。
恩は目上の人から受ける行為ですから、
やはり教師からの恩であると考えるのが自然です。
特に1番は「我が師の恩」ですから、
間違いなく先生への恩ですね。
ただ、2番の恩は、「互いに睦し」という言葉が前にあります。
「睦む」は仲間同士で分け隔てなく仲良くすることです。
つまり、1番の恩は先生への恩であり、
2番の恩は同僚への恩であると考えられます。
一方的な教師崇拝の歌というよりも、
先生や同僚への恩を忘れないように、
というメッセージの歌ではないのでしょうか

2番の歌詞の 「身を立て 名をあげ やよ 励めよ」
と語っている人物は、おそらく先生です。
同僚同士でいうことも可能性としてはありますが・・・。
(あるいは、天からの声?^^;)
でも、この語り手が教師であっても、
それで教師崇拝にはつながらないように思えます。
やはり、別れがメッセージの歌であっても、
この2番第3行の歌詞は矛盾しないからです。

3番の第2行の歌詞は、生徒個人の努力を称えているし、
3番の第3行の歌詞は、
生徒が教師に対して抱く回想というよりも、
学校(先生、生徒、校舎など)に対する回想と
考えるほうが自然です。

さあ、1番から3番まで、共通の歌詞の第4行、
「今こそ 別れめ いざ さらば」 ですが、
これは誰が誰に向かって言っているのでしょうか?
(ここが、この問題を解決する重要な鍵だと思います)

 ① 生徒が先生に向かって
 ② 生徒が同僚の生徒に向かって
 ③ 生徒が学校に向かって
 ④ 先生が生徒に向かって

みなさんのご意見は?


  


Posted by あいちゃ at 22:54Comments(4)