
2012年04月08日
小説の書き方講座2

九階建てのマンションを書くときに、
舞台を最初は東京にして書くつもりでしたが、
ビルの爆破解体は日本では行われていないため、
急きょ舞台をお隣りの中国に変えました。
でも、中国の小説って、どう書けばいいの?^^;
まずは登場人物ですね。
九階建てのマンションには、男女二人が登場しますけど、
男性の名前からまず考えましょう、ということで、
中国人の苗字、をネットで検索。
王さんとかいろいろありましたけど、
劉邦や劉備の「劉」の字が響きも気に入って、
まず、苗字が決定!
でも、名前となると本当に苦労しました。
最初は、中国人のよくある名前を調べましたけど、
何がいいのかさっぱりわからない^^;
そのうちに、最近の中国では、
伝統的な漢字に意味のある名前ではなくて、
ピアニストの李雲迪(リ・ユンディ)さんのように、
欧米系の響きに漢字を無理やり当てはめた名前が
流行っているとの記事を見つけました@o@!
そこで中国の若手アイドルを検索して名前を調べました。
(アイドルといっても、マッチョな人が多くて、
あたし的にはちょっと引きましたが……^^;)
その甲斐あって生まれた名前が、劉 翔毅です。
女性の登場人物の名前は、調べるのにも疲れたので、
日本人留学生にして済ませました(逃げました)。
次に舞台の都市はどこにしましょうか?
まず、浮かんだのが上海です。
北京はなんか古いイメージがあり、寒そうだし^^;
でも、上海だと大都会過ぎて不自然?
そこで、お隣りの大都市、杭州を考えましたが、
杭の漢字が日本ではイメージしにくいので却下。
ずっと南に行って、広州が気に入って、
途中までここを舞台にして小説は書かれてました。
ただ、書いているうちに、どうしても舞台の近くに
音楽学校がなければならないということになり、
広州市の音楽学校はちょっとマイナーなんですよね^^;
(日本人の留学生数が少なかった)
そこで、中国の有名な音楽学校を検索して、
やっぱり舞台は上海かよ~。ということになりました。
上海音楽学院の最寄りの地下鉄の駅は……?
それが、常熟路駅でした。
その付近をグーグルマップで調べました。
といっても、地図を見るだけでは雰囲気はわかりません。
地図を航空写真にしてみたり、
ネットで適当に検索して、付近の写真を集めて、
あたしなりに舞台をイメージしてから、書きました。
楽しかったけれど、なかなかたいへんでしたね^^。
小説を書くためには、下調べも大切だと思います。
でも、いまはネットというすごい武器がありますから、
みなさんがんばっちゃいましょうね~^^