2011年04月04日
大井川秘境駅めぐり5

大井川鐵道の秘境駅をめぐる旅、第5弾です。
前回の記事で、井川線の秘境駅の中でも、
より訪問がやっかいな秘境駅……、
地図を見る限り、車が走れる道路からは、
おそらく行くことができないであろうと思われた
『アプトいちしろ駅』 が、
なんと
長島ダム公園にある2つのミステリー・トンネル?^^;を
歩いて通り抜ければ、その先に駅があるとの、
マル秘情報をパンフレットからゲットして、
あたしたちはミステリー・トンネル探検を決行することにしました。
うわー、車では行くことができない『アプトいちしろ駅』に、
ついに行けるのよー(るいるい><。。)
まずは、ここがミステリー・トンネルにおりていく入口です!
(計画は順調に進行中っす! ^^)

ほどなく、ミステリー・トンネルの一つ目を発見!(やたー^^)
しかし、、、
トンネルの中が真っ暗なのー><。。
(かりにもここは公園なんだから、安全のためにトンネルに
電灯くらいつけてくれてもいいと思うんだけどねえ。ぶつぶつ…)
こわごわとトンネルの内部をのぞいてみますと、
はるか向こうにわずかに光が見えます。
きっと、あれが出口なんだわ。じゃあ、行こっか。
というわけで、光に向かって歩いていきました。
でも、真っ暗の中を歩くのって、意外と大変なんです><。
何もせずに、ただ歩いているだけなのに、、、
あれー、意識が、すーっと遠のいていく~^^;
おーい、寝ちゃだめよー><。パシパシ(張り手の音)!
どうにかこうにか、
第一ミステリー・トンネルを通過できました。
(もう、二度と入りたくなーい!)
すると、そこは、なぜかキャンプ場!
(でも、だーれも、いないの~^^;)
そして、、、
その先に、第二ミステリー・トンネルが……。
しかも、今度のトンネルは、さっきよりもずーっと長そう。
向こう側の光が全く見えません。完全に真っ暗闇!
このトンネル、かなりやばい……。
本当に、入ったら最後、暗闇で方向が分からなくなり、
パニックになっちゃいそうなトンネルです。
はっきりいって、中に入ることすらできません。
(だって、前が全く見えないんよ><。)
えー、ここまできて、断念しなければならないのー@o@。。
すると、その時……
トンネルの内部にわずかな灯りが!
その灯りは揺れながら、少しずつだけどこっちに近づいてきます。
懐中電灯の灯りだ!!
そして、なにやら話し声もいっしょに聞こえます。
まさに天の助けよー!
あたしたちが第二のトンネルの入口で待っていると、
やがて、ご夫婦と思しきおふたりが、
懐中電灯を持って、トンネルの中から現れました。
さっそく、お話をうかがってみると、おふたりは
『アプトいちしろ駅』に行きたいのだけど、
このトンネルを進んでいっていいのかわからなくて、
とりあえず引き返してきた、とのこと。
地図で見ると、この先に間違いなく駅はありますよ。
というと、
そうですか。じゃあ、もう一度いってみるか。
といわれたので、
あのー、いっしょについていってもいいですか?
と聞いてみたら、
どうぞ、どうぞ^^ ということで、
やったー。なんたる強運!
この人たちについていけば、
幻の秘境駅 『アプトいちしろ』 よー(再度るいるい><。。)
ご夫婦おふたりには、前に行ってもらって、
すぐうしろにあたしらもついていきます。
でも、このおふたり、めちゃ足早なんです!
えっ、ちょっと、ちょっと、
あたしら電灯持っていないんだから、、、
(足元がなんも見えんのよね。落とし穴あったらどうすんの><)
そんなに、早くいっちゃあ、
ついていけるわけないじゃん@@。。
トンネルに入ってから五分ほどたったでしょうか?
前も後ろも出口らしき光は全く見えず、
完全パーフェクト暗黒状態。。。
ここでご夫婦からはぐれてしまったら、
暗闇の中、干され死んじゃうよー。
(洞窟のバクテリア君たちに分解されて消えていくのね
あたしの身体~><。)
こんなところで死にたくなーい。
薄れゆく意識の中、
死に物狂いで、懐中電灯の灯りについていきます。
10分ほど?たったでしょうか。
まっすぐだったトンネルが、
ゆるやかにカーブを描いて曲がり出しました!
おいおい、なんで公園につくったトンネルなのに、
まっすぐじゃないんだー?
しかも、電灯もつけてないし~。
このミステリー・トンネルって、いったい何なの?
(答えは次回の記事に・・・。ひっぱる、ひっぱる^^)
すると、、、
向こうに出口の光がーー!
おー、主よー。お導き、感謝いたしますー><。
こうして、あたしたちは、最大の難関である
第二ミステリー・トンネルを克服したのです!
ここで、ひとつ教訓があります!
大井川鐵道秘境駅めぐりをする時は、
絶対に、懐中電灯を持参しましょう! ^^;
あたしたちを出迎えてくれた、その光景は……

そこには、きれいな碧い川面と、発電所がありました。
ちょうど、そこに運よく?列車が駅に到着です。
列車には乗客が数名乗っていました。
すると、さきほど懐中電灯で誘導してくれたご夫婦が、
「それでは、わたしたちはこの列車に乗っていきますから」
と、ご挨拶をされてきました。
そっかー、この電車に間に合いたかったから
洞窟の中をあんなに急いでいたのね(納得……)
でも、ちょと待ってよ……。
ってことは、ご夫婦はトンネルを戻らないということよね。
えー、懐中電灯もいっしょに持って行っちゃったよー。
あたしの、懐中電灯ーー><。
(うそです、ご夫婦の懐中電灯です^^;)
冗談じゃなく、まじやばし。
もちろん、懐中電灯なしにはトンネルを戻ることはできません。
どうしよう……? (あたしの脳みそでは解決法がわからん……)
でも、まずはこの美しい景色の撮影よね~ ^^
パチパチパチ

これが、幻の 『アプトいちしろ駅』 さまのお姿です!(シンプル^^)

ところで、『アプト』 とは、アプト式と呼ばれる鉄道の方式?のことで、
なんでも、普通では上ることができない急傾斜を、
歯車を利用しながら登る方法のことみたいで、
現在、アプト式を採用しているのは、日本の中では、
ここ、大井川鐵道の、アプトいちしろ~長島ダム しかないそうです。
そして、このアプトいちしろ駅で、列車の車両のうしろに、
アプト式で走ることができる動力列車を接続するんですよ。
(この駅は、その接続作業をする目的で存在しているようですね)
どうやら、さっきやってきた列車に、
アプト式の動力列車をくっつける作業が、現在進行中みたいです。
(乗客はみんな外に出てきて、撮影に必死。さすがは鉄っちゃん^^)

さてさて、思う存分撮影もしたことだし、、、すると、
おー。!@o@ グッド・アイディアをひらめいちゃった~。
あたしらも、この列車に乗っていけばいいのよ~^^
(どこが、グッドなのか。それしか、選択肢はないんよね^^;)
ということで、アプト式列車に乗ることにしましたが、
これが風情があって、いいんよね~。
独特の音と揺れと重力が奏でる絶妙なハーモニー。
森林の中を突っ切る絶景が、迎えてくれました(超感動~)。
『アプトいちしろ駅』 と 『ミステリー・トンネル』
ぜひぜひ、もう一度、おとずれてみたい素敵な場所でした。
(次回は、懐中電灯を忘れんぞっと)
Posted by あいちゃ at 07:41│Comments(2)
│秘境駅
Comments
面白いです!
あいちゃさんは鉄っちゃんだったのですね^^
何のためのトンネルなんでしょう?
大井川ダムというのもありますね。
車で行けないところですから、ダム建設の資材を運んだのでしょうか?
うーん?^^
あいちゃさんは鉄っちゃんだったのですね^^
何のためのトンネルなんでしょう?
大井川ダムというのもありますね。
車で行けないところですから、ダム建設の資材を運んだのでしょうか?
うーん?^^
Posted by mizuki at 2011年04月05日 18:49
鉄っちゃんでは、ありません。
と、とりあえず、
言い訳をしておいて^^;
何のためのトンネルか?
真相は、次回に~ ^^
と、とりあえず、
言い訳をしておいて^^;
何のためのトンネルか?
真相は、次回に~ ^^
Posted by あいちゃ at 2011年04月05日 20:50