2009年04月10日
Blood Type 3

前の記事で血液型は、oo, ao, bo, aa, bb, ab の6種類あって、
A型は、ao または aa の血液因子を含むもの、
B型は、bo または bb の血液因子を含むもの。
O型は、oo 、AB 型は、ab の血液因子を含むものであると
いうことを、親子の血液型の関係で説明したつもりでしたが、
よく記事をみてみたら、あんまし説明になっていないような
気がしますので、くどいですがもう一度確認してみます。
(注 順番は関係ないので、ao と oa は同じ血液因子です)
親1 × 親2 = 子 の形で再び書いて見ます。
たとえば、
O × A = O, A の場合の説明は、
oo × aa = oa
または
oo × ao = oo, oa というパターンで、説明できます。
このとき、それぞれの親の2つの血液因子のうち、どちらか片方の
1つずつの因子を引き継いで、子供の2つの血液因子が決まります。
A × B = O, A, B, AB の場合は最も複雑で、
ao × bo = oo, ao, ob, ab
または
ao × bb = ab, ob
または
aa × bo = ab, ao
または
aa × bb = ab
のいずれかの場合であり、結果はすべての血液型が出てきます。
注意したいのは、 A × B の両親の子供の血液型がA型(B型)
ならば、それは必ず ao (bo) の血液因子であるということです。
さらには、この両親の下で、もし子供の血液型がA型ならば、子供と
逆の血液型であるB型の親の血液因子が、かならず bo です。
AB × AB = A, B, AB のときも面白いことが起こってます。
ab × ab = aa, ab, ba, bb となるので、両親がふたりともAB型
のときに、子供の血液型が A型(B型)ならば、その子供の血液因子は
純粋な血液因子の aa (bb) になっています。
O型とAB型の両親の子供は、かならず ao または bo の
A型またはB型の子供です。
oo × ab = oa, ob
また、O型とA型の両親の子供がA型のときも、かならず
その子は ao の血液因子です。
oo × ao = oo, oa
または
oo × aa = oa
となるからです。
両親が共にA型のときに、子供の血液因子は aa になるでしょうか?
答はノーです。なぜならば、
aa × aa = aa
または
aa × ao = aa, ao
または
ao × ao = aa, ao, oa, oo
となり、子供がA型であっても、aa と ao のどちらの可能性もあります。
上記のA型の話を、B型に置き換えても同じ法則が成り立ちます。
血液型の試薬による判定では、aa と ao の血液因子を区別する
ことはできませんが、両親や祖父祖母の血液型を辿ると、
区別できることがあります。 ちゃんちゃん^^
Posted by あいちゃ at 20:51│Comments(0)
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