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2009年12月07日

作家・東野圭吾さん7


作家・東野さんを語るシリーズ第7弾!
ついに、7回目ですか~。あっという間でしたね。
今回も「白夜行」について考えてみま~す。

東野さんの小説って、いつも不安になります。
小説が残り少なくなってくると、
ここまでのストーリーで、どうやって
読者をあっといわせるのかな?
本当に、今回の小説で、最後に格別の感動を
お与えくださるのでしょうか?(不安、不安)
いつもこんな感じです^^;

「白夜行」のときも然りで、
前回の記事に書いた、起承転、まで終わった838ページを
読んでいるときでさえ、 (<==前回の記事を参照してね)
どんな結末がやってくるのか、
あたしは全く予測できませんでした。

お願いです。神様、東野様~。
あいちゃを今回もあっとびっくりさせてください。
あたしをならくのどん底に叩き落してください~。
(Mに目覚めてしまったかも・・・><)

ひょっとして、今回はどんでん返しはないんじゃないのかな?
そんな、不安がよぎったときです・・・
ついに、あたしは「白夜行」の839ページに踏み込みました。
もちろん、読んでいるときは、ここから「結」がはじまるなんて
知りません。普通に読んじゃっています。

……
突然、ガーンと一発殴られます!
あれーー><
落ちてく、落ちてく、ならくのどん底に……
……

結末は一気に最後まで読んじゃいました。
気がつくと……、
あれ、あたし今どこにいるんだろう?
なんか、現実なのか、そうじゃないのか?
まるで、パラレルワールドにワープして
しまったかのよう……。
心臓がバクバク鳴っています。
まわりの景色がゆっくりとまわりだしちゃって、
足がガクガク……、立っていることができません!

これが、「白夜行」・・・!!

これは、間違いなく東野先生の最高傑作作品です!
「仮面山荘殺人事件」、「容疑者Xの献身」、
いずれもすごすぎる作品なんですが……、
「白夜行」は、なんていうか……、次元が違います。

◇◆◇◆

最後に、小説「白夜行」の中の1シーンを
セカンドライフのスナップ写真で表現してみました~!

「白夜行」を読まれた方は、
どの場面かおわかりになると思います^^

   ……




きゃー><
本当はこれは、ブログに載せるつもりは
なくて撮った写真なんですけど、
おー、結構、かわいく撮れちゃったな?
っと思っていたら

   ……

(えーい、落ちちゃえ~!
 うわー、あぶない世界だ・・・^^;)

※ついでに、このSSを撮ったお家のオーナーさんにも、
ごめんなさい……。
誰もいないからこっそりと無断で撮影していたら、
あれれ、誰か来たぞ・・・っと、わー逃げろー><
ってわけで、お風呂のお湯を入れっぱなしで、
帰っちゃいました><
LMを取らなかったので、後片付けにも戻れません。
本当に、ごめんなさいです~。(反省、反省…)
  


Posted by あいちゃ at 00:44Comments(0)作家

2009年12月06日

作家・東野圭吾さん6



さあさあ、ようやく、待望の、ひっぱりまくった・・・
「白夜行」について、語っちゃいますよー^^

巷では、東野圭吾さんの最高傑作として評されている作品。

あの、東野さんの最高傑作ですよ!
「仮面山荘殺人事件」や「容疑者Xの献身」よりも
面白いんですよ・・・、ね?
いったいどんな作品なんだ・・・?(また、ひっぱってる^^;)

「白夜行」を読むにあたって、真っ先に気になるのが、
分厚い本・・・、つまり、超大作なんです。
実に、854ページ(文庫本)!!

さっそく、読んでみましょう・・・。
ストーリーの最初は、
極めてありきたりの殺人事件から始まります。
そして、その事件が未解決のまま、
ストーリーは第2ステージに展開されていきます。

第2ステージは、
桐原亮司(きりはら りょうじ)と、
唐沢雪穂(からさわ ゆきほ)という、
二人の男女が主役です。
ところが、この二人は、住む世界が違っていて、
同時に同じ場所には現れません。
つまり、亮司がでるお話と、雪穂がでるお話が、
交互に繰り返されていくのです。(変~!)

さらに、解説に書いてあることですが、異常なのが、
作者はこの作品全体を通じて、
亮司と雪穂の思ったことを、一言も記述していないのです!
主人公の気持ちを記述せずして、小説が成立するのか?
主人公の描写は、彼らを取り巻く脇役の視点を通して
語られていくのです。(すごいけど、何が狙いなの・・・?)

そして、この第2ステージは延々と続きます。
最初は10歳だった亮司と雪穂が、30歳になるまでの、
なんと20年間のエピソードが展開されていくんです。
この第2ステージがひたすら長い!
4こま漫画では、起・承・転・結がありますが、
第2ステージは「承」に相当する部分です。

実に、「白夜行」は全854ページの中で、
 「起」が、         ~  82ページまで。
 「承」が  83ページから、727ページまで。@@!
 「転」が 728ページから、838ページまで。
 「結」が 839ページから、854ページまで・・・、です!

やっぱり、東野さんは悪魔です!
854ページの小説が、838ページになっても、
どこに持っていかれるのか、読者はわからないんです。
そして、わずかに15ページの結末・・・
854ページの中の、わずか15ページです!
その、わずかな結末の文章の中で・・・、
読者を満足させる小説なんて・・・、
果たしてありえるんでしょうか?

そんなのあったら、奇跡としかいいようがありません。

賛否両論あると思いますが、
あたしは、この「白夜行」の主人公は、
実は、亮司と雪穂の2人ではなく、
そのうちの一人だったんじゃないかな?と思います。
つまり、もう一人も、他の登場人物と同様に、
”主人公の引き立て役”なんです!

果たして、亮司と雪穂のどちらが
真の主人公なのでしょうか?
それは、838ページまでは、多分わからないですよ!
(すごすぎる><)
あとは、皆さんが、「白夜行」を読んで、考えてみてください。

P.S.
「白夜行」の1シーンをイメージしたスナップ写真を、
苦労して・・・(してないよ~)? 撮影しました。
ちょっと、公開をするかどうかで検討中でしたが、
思い切って次回のっけちゃいま~す(きっぱし断言!)
それでは~^^




  


Posted by あいちゃ at 15:15Comments(0)作家

2009年12月05日

作家・東野圭吾さん5



作家・東野圭吾さんシリーズ第五弾!
いよいよ、東野さんの最高傑作「白夜行」について、
語らせていただきます。

おっ・・・、そのまえに、ネット検索で「白夜行」と入力すると、
なんと、何年か前に「白夜行」はドラマ化されていたみたい。
(なーんも、知らんかった><。東野さんを語る資格なし^^;)
ということで、そのドラマのHPを見てみたんですが、
 ・・・・
なにこれ? いきなり、そのHPでは、あらすじの解説に、
小説のメイントリックの種明かしが書いてあるんですよ!
ここを読んでしまうと、折角の最高傑作の小説を読んでも、
感動できなくなってしまいます。
びっくりしました。(ありえなーい!!)
メイントリックをいきなりあらすじに書いて、
それでドラマを放送しようというのですから。
このドラマは視聴率もそこそこだったみたいで、
ということは、このドラマを見た人は全員
この小説の良さがわからないんじゃないのかな?
っと思いました。
もし、まだ小説「白夜行」をお読みでない方は、
絶対に、ドラマのHPはご覧にならないようにしてください。

今回はひっぱるつもりはなかったんですが、
結局、ひっぱってしまいました。ごめんなさい><。
でも、くれぐれも小説を読む前に、
ドラマのHPは見ないで下さいね。(もー、最悪~!!)
次回こそ、語るぞ! 白夜行を・・・^^
  


Posted by あいちゃ at 01:19Comments(2)作家

2009年11月30日

作家・東野圭吾さん4



作家・東野圭吾さんに、
ただ今、べったりはまっているあたしです。

「仮面山荘殺人事件」、「容疑者Xの献身」と、作品二連続で、
激感動させられて、ふにゅふにゅにされちゃって、
さあ、次は何を読みましょうか・・・? と、
本屋さんで考えていたところ・・・。

東野圭吾フェアー。読者が選ぶ、東野圭吾作品ベスト5
なるものがありまして・・・、
確か、(違ってたらごめんなさい><)
  1位 「白夜行」
  2位 「ガリレオシリーズ」(例えば、「容疑者Xの献身」)
  3位 「幻夜」
  4位 「手紙」
  5位 「秘密」
となっていたように、思います。(自信は60%くらい^^;)

とにかく、堂々1位に輝いているのが
 「白夜行(びゃくやこう)」 という作品でした。

おおっ、目の前に、その「白夜行」が束になっておいてあります!

ちょっと、分厚いですね・・・、
なんとー!!    
「白夜行」は850ページ以上もある、超大作だったんです!

ちょっと、長すぎ~>< 
読んで面白くなかったらどうしよう・・・?

でも、でも、本当に最高傑作なら、
 ・・・あの、東野圭吾さんの・・・
    最高傑作ですよ!! 
ぜーたいに面白いに決まってます(きっぱり!)

あれー、気づいたら、「白夜行」、買ってましたー。
(文庫本なのに、1000円!! きつ~><)

これで、面白くなかったら・・・、あたしっていったい・・・
続きは、次回に・・・(ひっぱる、ひっぱる・・・)
  


Posted by あいちゃ at 19:18Comments(2)作家

2009年11月27日

作家・東野圭吾さん3



作家・東野圭吾さんの作品を考えるシリーズ第3弾です。
今日のテーマは「容疑者Xの献身」というお話です。
本格ミステリーで、犯人当てというよりも、
犯人の仕組んだトリックを暴くことがテーマになっています。

この作品には二人の天才が登場します。
一人は探偵の物理学者。
そして、もう一人は犯人?の数学者です。

このテーマで東野さんが書けば、
絶対に面白いに決まっているわけですが、

読んでみると・・・

やっぱ、読みやすいですよね~。何ででしょう^^;
例のごとく、本編が終盤の終盤になるまで、
ストーリーは面白く、淡々と、展開していきます。
でも、このままだと普通のミステリーだよね?
だんだん、期待を裏切られるかと心配になってきます。

でも、心配ご無用・・・。最後の最後で、

大トリック、一発!!
あちゃー、やられた~><

今回は、きらりと輝く斬新な一発トリックです!
すごーい・・・。 ボーゼン・・・。

やっぱ、悪魔だ。 この人・・・^^;

ちょっと、残念なのは、
物理学者のガリレオ先生が、数学者の引き立て役に
なってしまって、あんまり天才っぽくなかったことかな?

多分、ひとつの作品に複数の天才を登場させるのって、
難しいんでしょうね。

次回は東野圭吾さんの最高傑作!!
と評される「白夜行」を考えてみます^^


  


Posted by あいちゃ at 23:50Comments(4)作家

2009年11月22日

作家・東野圭吾さん2



作家。東野圭吾さんシリーズ。
近所の本屋さんにいってみると、
東野圭吾さんフェアーが開催中で、
彼の書いた小説がずらりと並べてありました。

これを期に、読んでみよっかなと、
「仮面山荘殺人事件」を購入しました。
えっ、なんでそれを選んだかって・・・?
それは、『館』ものの推理小説だったからです。

『館』ものといって、真っ先に浮かぶのが、
綾辻行人さんの、『館』シリーズですよね。
あたしも、2、3作品を読ましていただきました。
それが、とても、面白かったので、
まあ、仮面山荘殺人事件も、そこそこ面白いであろう
(ごめんなさい><)と思って買ったんです。

さてさて、その仮面山荘殺人事件ですが、
冒頭を読んでみて思ったのが・・・

えっ、なになに? 読みやすーい!!
東野圭吾さんの文章の読みやすさにびっくりしました。
簡潔で、リズムがよくて、内容が頭にしみ込むんです。
(不思議~)

ストーリー展開もスピーディな作品なので、
わくわく、どきどき・・・
一気に読んじゃえます。(こんなの久しぶり~^^)

でも、途中ですが・・・、
登場人物の行動がときどき、
不自然になるのが気になりました
といっても、ほんの些細な不自然さですよ。
多分、作者がそんな細かい心理までは
気配りしなかったんだろう・・・。当然、そう思われました。

そして、最後まで読むと・・・。

だーいどんでんがえしーー><
しっかり、騙されましたー。うんうん、快感です^^

そして・・・

登場人物の些細な不自然な行動は、
実はすべてが、作者の意図的な描写であり、
結末の重要な伏線だったのです!
なんてことー@@!!

この人、悪魔だ・・・ ^^;

次回は、「容疑者Xの献身」について、
語らせていただきます・・・。  


Posted by あいちゃ at 12:45Comments(0)作家

2009年11月21日

作家・東野圭吾さん1



東野圭吾さんという有名な小説作家がみえます。
お恥ずかしながら、私は東野圭吾さんの小説を、
これまであまり読んでいなかったんです。

理由は、彼が超メジャーなベストセラー作家だからです。
あんまり有名な作家になってしまうと、
あたしの印象(偏見)としては、
締め切りに追われてしまって、一つ一つの作品に
十分に力を入れることができないのでは・・・
との懸念と、
内容をある程度簡単にしないと
たくさんの人に受け入れられません。
だから、大衆に受けているベストセラー作家って、
どうしても内容が複雑ではない。
いわゆる、マニアの要求を満たせないのでは・・・
と思っていたからです。

でもでも、東野先生は違うんです!
文章が超人的にお上手で読みやすい。
だから、地味なストーリーでもぐいぐいと
読者を引き込めるんです。
しかも、彼のストーリーは斬新なんです!
続きは後日の記事で紹介します。
(あっ、ネタばらしはしませんから、ご安心を^^)  


Posted by あいちゃ at 01:16Comments(2)作家