
2012年01月21日
竹田の子守唄 考3

名曲の詩を考察するシリーズ。
今回のターゲットは、『竹田の子守唄』です。
まずは、フォークグループ『赤い鳥』による歌をどうぞ。
竹田の子守唄(赤い鳥)
歌詞は4番まであって、いずれも短いのですが、
何しろ難解で意味不明><、なものです。
でも、前回の記事で、
1、2番の歌詞は、生家を離れて暮らす子守り奉公をする少女の
悲しい思いを綴った歌である、ということが確認できました。
それでは、3番の歌詞を見てみましょう。
3.この子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 やせるやら
「この子」は、もちろん子守りをしている赤ちゃんのこと。
「守り」は、子守りのこと、すなわち、自分のことです。
「いじる」は、無理をいって困らせる、という意味ですね。
「やせる」は、つらさで身体がやせ細る、ということでしょう。
そして、3番の歌詞の意味は、
この赤ん坊は本当によく泣いて、私を困らせてばかり。
こんな毎日の生活だから、私はどんどんやつれていくのね。
という感じでしょうか。
ついに、最後の4番までやってきました。
実は、この4番の歌詞の中のたったひとつの単語が、
この曲の運命を大きく変えていってしまったのです!
そもそも、赤い鳥が竹田の子守唄をリリースしたのは
1971年のことだそうです。
このときのA面が「竹田の子守唄」ですが、
B面(A面がメイン曲で、B面はおまけ曲)の曲は
果たして何だったと思いますか?
実は、B面は「翼をください」だったそうです!
えー@@、今だとB面曲の方が超有名じゃん^^;
そんじゃあ、A面の竹田の子守唄は売れなかったの?
そんなことありません。
ミリオンセラーの大ヒットだったそうです^^
まあ、A面の、情景が浮かんでくる美しい名曲に、
B面の、人生の応援歌の代表曲とくれば、
売れないはずがないですよね~^^
でも、翼をくださいが、現代でも有名なのに対して、
なんで、竹田の子守唄はあまり有名でないのでしょう?
そして、竹田の子守唄の4番の中の問題の1語とは?
うわー><、次回に引っ張ってしまったー。ちゃんちゃん。